2009年5月29日金曜日

白身魚の野菜甘酢あんかけ


 白身魚を油でからっと揚げて、その上にたくさんのたまねぎ、にんじん、ピーマンをのせて、少し辛味のあるあんをかけた一品です。白身魚や野菜にあんがしみ込んでいて、魚の甘みとあんの辛味がとてもいいバランスでおいしく、野菜もあんによって野菜のおいしさがより引き出されています。この濃厚なあんとさっぱりとした野菜、油で旨味を閉じ込めた白身魚が絶妙なバランスで混ざり合ったこの一品をぜひ食べてみてください。

 

豆知識

今回はピーマンについてです。ピーマンはナス科の一年草、トウガラシの品種の一つです。ピーマンが日本に伝わった当初は独特の香りが強いため、敬遠する人も少なくありませんでした。そのため、食べやすい品種の開発がすすめられ、くせが少なく肉の薄い、現在の中型のピーマンが誕生しました。

ピーマンの苦味成分はアルカロイドの一種。特に子供はこの味を好まないことが多く、ニンジンやグリーンピースなどと共に子供が嫌いな食材の筆頭に上げられることも多い。

ビタミンAとビタミンCを多く含むため、夏バテの防止などに効果が高い。ビタミン成分は緑色のときよりも熟して赤や黄色になったときの方が増加する。

また、フラボノイドが含まれており、これがビタミンCの熱による破壊を軽減していると考えられている。このため、レモンよりも遥かに多くのビタミンCの摂取が可能である

「ピーマン」の呼称はフランス語でトウガラシを指す piment (発音は「ピマン」と「ピーマン」との中間) が起源と考える説と、スペイン語でトウガラシを指す pimiento (ピミエント)がなまったという説の両方がある。

 ピーマンの歴史は1492年、コロンブスはアメリカ大陸に到着し、珍しい作物をスペインに持ち帰りました。その中でもトウガラシは香辛料として歓迎されました。
その後、ヨーロッパ中に広がったトウガラシは、ポルトガル人によってアジア各地に持ち込まれました。日本へも16世紀末には伝わっていたともいわれています。
日本の店頭で食用として販売されるものは、明治初頭にアメリカから伝わったイスパニア種を品種改良した中型で緑色のものが多いです。

 

2009年5月15日金曜日

エビカツトマトソースとライスSS



 今日のメニューは、エビカツトマトソースとライスSSです。ちょっと変わったトマトソースが目に留まったので、これをレポートします。

 ぷりっぷりっのエビをサクサクの衣で包んで、その上にじっくり煮込んだトマトソースをかけた一品です。今までソースやケチャップでカツを食べたことはあったけど、トマトの大きな果実がごろごろ入っているトマトソースで食べるのは珍しいなと思いました。濃厚なソースが衣に染み込んでエビとの相性もよく、ソースの甘みと果実のちょっとした酸味が味わいを深くします。とてもおいしかったです。ライスはSSSMLから好みのサイズを選べます。

 

豆知識

今回はトマトについての豆知識です。まず、なぜトマトが赤いのかというとリコピンという色素があるからです。昼と夜の寒暖の差が大きいほど、赤色の鮮やかさが増します。また、トマトには食物の味をおいしくする要素の一つ、グルタミン酸というアミノ酸が含まれています。トマトにはほかの野菜にみられないほど多く含まれ、真っ赤に熟したものにはもっとも多く含まれています。

世界では、8000種を越える品種があるとされ、日本では120種を超えるトマトが登録されている。これは、野菜類の登録品種数の中でも、目だって多い。

トマトが日本に伝わったのは江戸時代の寛文年間頃に長崎に伝わったのが最初とされる。青臭く、また真っ赤な色が敬遠され、当時は観賞用で「唐柿」と呼ばれていた。日本で食用として利用されるようになったのは明治以降で、さらに日本人の味覚にあった品種の育成が盛んになったのは昭和に入ってからである。

近年になって赤系トマトに多量に含まれるリコピンが抗酸化作用を持つとされ、利用が見直されています。

2009年5月1日金曜日

新チキン南蛮とライスSS



 さあて、2010年度も始まった事で、頑張っ生協のメニューを紹介していきます。チキン南蛮は今まで大きな一枚のチキン南蛮にタルタルソースをかけたものだったのが、今年から新チキン南蛮に生まれ変わりました。大きかった肉も一口サイズの食べやすい大きさになり、ソースもタルタルソースともうひとつ新しく黒酢とはちみつを合わせたソースが作られました。この新しくできたソースは甘酢っぱい味でチキン南蛮にかけて食べるととてもおいしいです。また、ふたつのソースを混ぜて食べるとよりいっそうチキン南蛮の味を引き立てておいしさが増します。この新チキン南蛮は黒酢を使ったことで、おいしいだけでなく健康にもいいメニューになりました。ライスはSSSMLから好みのサイズを選べます。

 

豆知識

 黒酢とは?

そもそも一般の米酢と黒酢って何が違うのでしょう?米酢と黒酢の違いはズバリ『原料』とその『製法』です。米酢の原料は普通の『精米』を使用しますが、黒酢は『玄米』を使用します。玄米とは収穫された米から籾殻(もみがら)だけを取ったもので、精米よりも優れた栄養価を持っています。  
 また製法ですが、一般の米酢は、原料の精米を蒸したものをホーローやステンレスなどの金属容器に入れて、そこに水と麹菌を加えて糖化させ、次に酵母菌を入れることでアルコール発酵させます。その後、酢酸菌を加えて米酢となるのですが、製造にかかる期間は4ヶ月ほどの短期間。  

黒酢は壷に玄米、麹菌、水を仕込んでからは、壷は屋外に置かれ、放置されます。そして、その中で1年以上かけて自然にじっくりと糖化、アルコール発酵、酢酸発酵までが行われるのです。

黒酢には一般の米酢の何倍ものアミノ酸が含まれています。そもそもアミノ酸とは?という話ですが,アミノ酸は筋肉や臓器,皮膚,髪などを体のあらゆる組織を構成するタンパク質の元となっているものです。つまり,アミノ酸は成長には欠かせませんし,体のさまざまな機能を安定させたり向上させたりする,大切な役割をしていることになります。

人間の体には10万種類のたんぱく質が必要ですが,それを構成するアミノ酸はたった20種類。その種類や量,組み合わせで10万ものパターンを作り上げている訳です。この20種類のアミノ酸のうち体内で合成できない9種類は「必須アミノ酸」といわれ,体内で合成されないため食品から摂らなければいけません。